備忘録

個人が観た映画、読んだ本の感想を書いていく場所です

おおかみこどもの雨と雪

テレビ版だとエンドロールカットされてしまうのがoh my god!ってなる…

離れ目が気になったけど(笑)、12年という歳月、2人がそれぞれの道を選ぶまでの経緯が(特に雨)コンパクトかつしっかりと描かれている。お母ちゃんの驚異的な精神力と体力はまさにアニメだけど(笑)シリアスな場面は淡々と、静かに描かれていて、そういう時の描写はやっぱり、細田守監督は凄いと思う。ジブリよりリアルな気がする。たぶん、1人1人のキャラクター設定がしっかりしているから、顔が見えなくて考えていることを読み取れない時も、何か感じるものがあるっていうか。それと、ジブリは泣き顔もデフォルメするから、感情移入はし辛いよね。引越し先の家はトトロを連想しますな!それにしても急に我が子が離れていったのにお母さんケロリとしてるし、鉄のメンタル(笑)

雪が生まれた時の夫婦の会話は詩的で好き。そもそも二人の恋の始まり方が純粋で好き。お父さんが入ってくると話の焦点をまた多くいなければいけなくなるし、そういう意味ではお父さん亡くなってて良かったな…笑