アンコール!!
妻を亡くし、気難しい性格から息子ともすれ違ってしまう1人の老人が、妻のためにステージに立つ―。
泣かせてくる映画なのはわかるけどやっぱり泣いてしまう。笑
老夫婦ってだけで泣いちゃうのに、片方死んでしまうなんて…
老夫婦が幸せにしているところとか、思い出を振り返ってるところとかなんか、知らない二人のこれまでを思って泣いてしまう。恋愛って素晴らしいよねって、唯一の相手ってやっぱり、大切で、かけがえのない人だよね、って。
セリフが直接的なものが多くて、だから洗練されたものに思えてしまう(規格外なところがない、というか)のはあった。あと、アーサー意外と素直っていう。女教師にわりとすぐ懐柔されたし。笑
マリオンの歌が素晴らしかった!あと冒頭の歌が好き。the most beautifulu girl in the worldって歌なのね。Princeの。聞いてみたら全然雰囲気ちがったけど笑
「風格の中に軽やかなユーモアを滲ませて演じるふたりの芝居」(映画「アンコール!!」公式サイトより)
いやーその通りだわ!
おおかみこどもの雨と雪
テレビ版だとエンドロールカットされてしまうのがoh my god!ってなる…
離れ目が気になったけど(笑)、12年という歳月、2人がそれぞれの道を選ぶまでの経緯が(特に雨)コンパクトかつしっかりと描かれている。お母ちゃんの驚異的な精神力と体力はまさにアニメだけど(笑)シリアスな場面は淡々と、静かに描かれていて、そういう時の描写はやっぱり、細田守監督は凄いと思う。ジブリよりリアルな気がする。たぶん、1人1人のキャラクター設定がしっかりしているから、顔が見えなくて考えていることを読み取れない時も、何か感じるものがあるっていうか。それと、ジブリは泣き顔もデフォルメするから、感情移入はし辛いよね。引越し先の家はトトロを連想しますな!それにしても急に我が子が離れていったのにお母さんケロリとしてるし、鉄のメンタル(笑)
雪が生まれた時の夫婦の会話は詩的で好き。そもそも二人の恋の始まり方が純粋で好き。お父さんが入ってくると話の焦点をまた多くいなければいけなくなるし、そういう意味ではお父さん亡くなってて良かったな…笑
人生に乾杯!
夫婦の空気感が好き。たまに軽口は言うけど、お互いを思いやってて。
そんでもってふてぶてしい。笑 最後、絶対死んでないと思ったwだってあんなに手ごわくて図々しい2人があんな風に死ぬわけないもの。きっとどこかで今もほくそえんでいると思うと、思わずニヤリとしてしまうわ。
高齢者に勇気を与えたとかそういうのはコメディ感が強いっていうか、あり得ないと思うけど、会った人達のインタビューは妙に気が抜けた感じで面白かった。
ダイヤのピアスとか、古い車とかちょっと心をくすぐるアイテムも出てきて楽しかった。最初と最後が2人の出会いなのはgood! 2人の事といったら、出会いのシーンと、死んだ息子のことが間接的に言われるくらい。きっとその間には色々なことがあったのだろうけど、そこは待ったく語らないで、夫婦の仲睦まじさだけが映されている。彼らはきっととても幸せ。けっこう長かったけど、若い世代のカップルはやっぱり出すべきだったと思うから仕方ないのかな。
トゥモローランド
はじめのシンデレラ城がトゥモローランドになっていたのは流石、綺麗だった。
しかし冒頭10分は惹かれるようなものではなくて少し緩慢だった。
エッフェル塔の仕掛けなどは面白いが、アクションシーン?もあまり華がないし、全体的にモソッとして終わった印象。
色々謎な部分もあるし。なんでトゥモローランドがあんなに寂れたところになった(?元々観せられたのがただのCMで、元からあんな感じなのか?)のか分からないし、まずモニターの仕組みも難しくてよう分からん…地球を破滅に導いているわりになんか地味だし…
そしてラストも、結局そこまで事態は進展しないまま終わるので、58日あったはずの猶予は一体どれだけ伸びたのか分からないし、無理やり「夢を諦めない心が一番大事だ」みたいなメッセージを伝えて終わる感じ。
途中の、今の人類を嘆くような言葉も、まあ正論っちゃ正論なんだけどさ、なんか、この映画で、しかもたった1シーンの言葉だけで伝えるのはちょっと違うんじゃあなかろうか。それよりもっと魅力的にする方法あったろ!!勿体ない!
あとやっぱり、もっとワクワクするようなSFを期待してしまったのは私のせいじゃないと思うのよ!ポスターは大人向けだったけどさあ!子供向ではないし、かといってSFにしては物足りないし!